Anteriaアンテリアの活動内容
訪問看護サービス
「今日一日、今この瞬間」をテーマにした支援
私たちは依存症、発達障害、ひきこもりに加えて、主な精神障害を抱える人たちを対象とし服薬管理や生活環境調整に留まらず、将来の自立や夢を叶えるため地域生活で生きづらさを感じている人たちに、同じ目線に立って居場所や仲間づくりを支援したいという思いで活動しています。
【アンテリア】という名前は《金魚草(Antirrhinum majus)》から着想を得ました。花言葉は「おしゃべり」「でしゃばり」「おせっかい」です。 精神疾患における回復において重要なものは当事者達の力によるものとする私たちの信念に、私たち医療者の存在は本当に必要なのでしょうか。 その自問自答に、私たちは地域にいる「おせっかいな友人」としての訪問看護を提供するという理念で挑んで参ります。
私が幼少の頃、沢ガニの採り方と竹籠の編み方を教えてくれたのは依存症の方々でした。支援者である父親に連れられて、当事者コミュニティの数々へ参加していた当時の私の目に映る方々は【見た目が怖いおじさん】であり、【病気の人】ではありませんでした。その後、精神科医療への道を志した私は看護師として経験を積み、私たち医療者ができることの限界を感じると共に、ある気づきと考えを得ることができました。
病気や障害を回復させるのは、本人たちを幸せにするのは、私たち医療者ではなく、当事者である仲間達なのではないかという気づき。そして、私たち医療者は精神疾患を抱える人たちの教育や管理を重視するのではなく、当事者たちの横の繋がり、ネットワークの構築を支援し、共生し仲間づくりと支え合いをサポートすることが大切なのだと考えるようになりました。
管理者 伊波陽
主な支援内容
生活支援
病気との向き合い方や、自立した生活を送るために必要な日常生活の過ごし方を一緒に考え、ご利用者様の自己表現を目指します。
症状の悪化予防・服薬支援
生活状況のヒヤリングや観察、医療機関との連携によるカウンセリングや服薬支援などにより、病状の変化を早期に発見し、病気の悪化の予防をサポートしていきます。
社会復帰への支援
医師や関係機関と連携し、学校や職場に復帰できるようサポートいたします。
ご家族への支援
ご利用者様との接し方や社会保障の利用の提案など、ご家族の方もサポートします。
サービス内容
看護師
精神科訪問看護は、病気や障害により生活に困難を感じている方に対し、病状悪化の早期発見や服薬支援をし、保健機関、行政、社会福祉関係者と連携しながら支援を行います。
精神保健福祉士
精神保健福祉士は、さまざまな制度や利用可能な福祉サービスを説明および調整し、支援してくれる機関の紹介等を行っています。 ご利用者様やご家族様の生活に関する相談を受け、希望や意向を尊重しながら、より充実した社会生活を一緒に考えていきます。
訪問看護師と連携した、主治医や関係機関との
連絡・調整
関係機関との連携・協力
医療福祉サービス等についての情報提供・家族支援
精神科訪問看護の普及啓発
作業療法士
精神科作業療法士は、病気や障害で生活に困っている方のために、掃除、洗濯、調理などの日常生活に関するお手伝いを行います。また、趣味やスポーツを通じて自由な時間を過ごし、就労に向け、自分の強み・弱みを知り、自分らしい人生を送ることができるよう支援しています。
健康な心身機能、体力、
活動性の維持・改善
に向けた支援
自身の病気について学び、
自身で制御するための支援
動作訓練や
職業前訓練などの
社会復帰に向けた支援
スムーズな対人交流の習得
に向けた支援
ご利用方法・料金
ご利用方法
患者様の現状把握
訪問看護の導入には主治医の指示書が必要になりますので、主治医への相談をしていただきます。
面談とご契約
ご自宅や入院先の病院などで訪問看護師と面談をさせていただきます。 訪問看護の内容についてご説明しご質問を伺います。今後の目標やご利用回数、ご希望日時も設定しご契約になります。
サービスの開始
サービスの利用開始となります。症状を確認しながら病院などと連携し、ご利用者様の生活を支援します。
ご利用料金
医療保険の場合保険証により基本1〜3割負担
介護保険適用の場合介護保険適用の場合
生活保護受給者の場合自己負担なし
※ 医師が必要と認めた方が対象です。(疾患例:統合失調症/躁鬱病/非定型精神病/神経症/アルコール依存症/その他精神疾患全般。)
※ 自立支援受給者証や精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は、自己負担が減免される場合もございますので、お気軽にご相談ください。